自分について思考している人

目標達成の自己啓発

目標達成には必須!「思考」とは何か?

人は行動するためにまず「思考」するといわれています。
ビジネスにおいて、目標達成するうえでも、組織や自分自身をマネジメントするうえでも、最適な「思考」が必須となります。

では、この「思考」とは一体どんなものなのでしょうか?

「思考とは何ですか?」
と私が質問すると、多くの方は

「意識すること」「何かについて考えること」

と答えます。
これはもちろん間違いではありません。

しかし、「思考」にはもっと単純で、そして実践的な要素があるのです。
思考についての理解があれば、その後の行動も最適化され、もっと楽に目標達成ができるようになります。

より実践的に「思考」を理解する

自分自身を整理している人

思考を理解する、というと少し難しいものに思えるかもしれません。
しかし、思考のカラクリさえ分かれば、思考が一体どんなものなのかは容易に理解できます。

そしてこの思考のカラクリとは、実は単純なものなのです。

ビジネス哲学の第一人者であるジム・ローン氏は、思考について次のように定義しています。

「思考とは、自分自身に対する質問です。質問するとあなたのフォーカスはコントロールされ、フォーカスするのがなんであれ、それに向かって生きることになる」

つまり、思考とは自分とのコミュニケーションということです。
自分自身に質問を送ることで、何らかの答えが発せられ、それに向かって行動していくことになります。

そして質問→答えの過程は無意識に行われます。
脳に質問を送ることで、自動的に答えが出る、この脳の自動運転がジムの言う「思考」なのです。

思考をうまく活用する

何でも構いません。
ノートや自分のスマホやアプリに、毎日最低3つの質問を書いてみてください。

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例えば、

「今週中に目標達成をするには、時間配分をどうするか?」
「会社であの人ともっとうまくやるには、どうすれば良いか?」
「年末休暇に海外旅行をしたいが、どこの国が一番良いだろうか?」

など、どんな質問でも構いません。
こうした質問を自分に発すると、脳はその回答のために動き出します

その過程は無意識ですので、自分では意識的に取り出すことは出来ません。
脳内で回答の編集が終わると、突然まるでパンがトースターから跳ね上がるように表層意識に飛び出て来ます。

答えが出てしまえば、あとは自然と行動に移せるようになります。
裏を返せば、答えがないと(質問をしないと)、行動へのインセンティブが働かない、ということでもあります。

ここでのポイントは、質問は必ず「書く」ことです。
これは、特別な準備がなく出来ることですから、ぜひ試していることをおすすめします。

まとめ

さて、ここまで「思考」についてお分かりいただけたでしょうか?
実は思考とは、簡単で単純なものとご理解いただけたのではないでしょうか?

私たちは、意識的にあるテーマについて考えていくことが、思考であると思っていますが、これは断片的な捉え方にすぎません。
無意識に考えさせる操作も、同時に理解し実践してみる価値があります。

この「思考」への理解と実践があるだけで、今後の目標への歩みは変わり、より具体的で実現可能なものになっていきます。

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