英語がヒント!「未来〜現在」の正しい捉え方
2016/10/15
実は時間は、未来から現在、そして過去に流れている、というのはご存知でしょうか?
これは、意外と知られていないようで、誤った認識をされている方が多くいらっしゃいます。
時間は、過去→現在→未来、と流れているのではありません。
未来→現在→過去、と流れているのです。
実はこの考え方は、英語から簡単に学ぶことができます。
そこで本記事では、基礎英語をもとにした「正しい時間の捉え方」について分かりやすく解説していきます。
未来を表す英語には人の意思が存在する
日本語では未来を表す表現はあまり多くありませんが、英語では多種多様な表現が存在します。
その一つが「be ~ing」進行形が表す未来です。
→イズミは夏に結婚する。
・He is leaving Tokyo for Beijing tonight.
→彼は今夜、東京から北京に出発します。
このように、未来を表す予定や計画は、性質上、それを立てた人の意志が働かなくてはなりません。
逆に、人の意志が存在しない表現はおかしくなります。
→桜は今夜遅くに咲いています。
【 ○ 】 We are looking at cherry blossoms later tonight.
→私たちは今夜遅くに桜を見ます(花見をします)。
人が介在する下の例では言葉として自然な表現になりましたよね?
この人の意思が、時間を正しく捉える上では重要になってきます。
「be ~ing」で未来を確実に捉える!
ネイティブは、「be ~ing」の進行形を用いるとき、必ず目標・目的の時点を頭に置きます。
そしてその時点に立つと「~している途中である」といった意味になります。
例えば、誰かが「I am taking a bath at 10 tonight. (10時にお風呂に入る)」と言ったとしたら、それはその人の「予定や計画」であるはずです。
→私は毎週、大学で講義をします。
・I am writing a book entitled how to achieve your plans completed.
→私は、目標達成方法がお題の本を書いています。
まさにこうした表現では、未来にそのことが起こっているという実感、臨場感が存在します。
そのイメージがなければ、言葉として出ませんよね?
まだそのシーンは現実には来てはいないのですが、来ることを確信しています。
→私は来年、1億の売上高を持っている!
このような、当たり前に起きるかのような確信があるだけで、その後の行動は、ほぼ無意識に最適化されていきます。
あなたの目標達成のアファメーション(自分への宣言)は、この「be ~ing」から生まれていくのです。
「be going to」ではいつまでたっても目標は達成できない!
未来を表す、また別の代表的な表現「be going to」の場合はどうでしょうか。
実は「be going to」は、先ほどの「be ~ing」とは逆で、軸となる時点が過去、現在にあります。
未来から現在ではなく、過去→現在→未来、という、実に当たり前の時間の捉え方、ということです。
実際に表現するとこのようになります。
→彼は夕食にジョーを誘おうとしています。
・There is going to be a tidal wave in a minute!
→そこには1分で津波が来る(だろう)!
上の例が示すように、「be going to」では、未来の出来事を引き起こす要素が、現在すでにあるということです。
翻って言うと「現在に原因や意図がなければならない」というのが「be going to」なのです。
→私は医者になるつもりです。(彼は今小学生です)
・There’s going to be a storm. (We are having a typhoon next early morning)
→そこは嵐になるだろう。(翌朝には台風が来ます)
これは、現在に原因があって、それが未来に反映されるという捉え方です。
当たり前にも思えますが、現在に原因がある捉え方では、現在の本当の自分を、そのまま未来にまで表してしまう危険性があるのです。
I am going to be a doctor. (今の私には逆立ちしてもなれる訳ない!)
「will」の場合はどうか?
最後に、未来を表すもう一つの時制、助動詞「will」も見てみましょう。
→私はディズニーランドに行く。(つもり)
・She will be a good teacher.
→彼女は良き先生になるだろう。
このようにwillでは「推測」と「意志」を表します。
「be ~ing」とは違い、確実に未来を捉えきれていません。
そのため、実際起こらない可能性もあるという「不安」もどこかに存在します。
不安があると、目標達成には相当な苦労を強いられます。
I will be a doctor. (これでは根性の世界です。疲れてしまいますね)
目標達成を実現させるには「be ~ing」の考え方が不可欠!
実は脳には網様体賦活系(RAS)というものがあり、脳への情報の中から、重要と思われるものを選んで記憶する働きがあります。
これは、脳内のメモリーが容量オーバーになってしまうのを防ぐ、省力化装置のようなものです。
あなたが目標達成するには、このRASの認識が「非常に重要度が高い」と思わせなければなりません。
その為には、目標達成をリアルにイメージし、それを言語化する必要があります。
そのときの時制が、将来自分がそうなっている「be ~ing」なのです。
つまり目標達成には「be ~ing」が不可欠ということです。
最後に
未来の正しい捉え方について、お分かりいただけましたか?
これについて「もっと深く知りたい」「実践スキルとして身に付けたい」と思った方は、ぜひ私のコーチングを受けてみてください。
悩まずに、自然と目標達成ができるようになりますよ。