コンフォートゾーン内にいる人達

目標達成の自己啓発

コンフォートゾーンを理解し、目標達成の壁を乗り越える

みなさんは「コンフォートゾーン」という言葉を耳にしたことがありますか?

心理学や自己啓発でよく使われる言葉で、ビジネスシーンでも最近は使われるようになってきました。

「コンフォートゾーン」とは何か?
簡単に言うと、居心地が良い環境、言い換えるとぬるま湯のことを言います。

コンフォートゾーンはあなたの目標達成や自己実現に深く関わってきます。
そこで本記事では、コンフォートゾーンとは何か?について、それからコンフォートゾーンの活用法などを解説していきます。

コンフォートゾーンは、良くも悪くも影響力が絶大なので、今のうちに理解しておきましょう。

コンフォートゾーンとは何か?

気楽に微笑む男性

コンフォートゾーンとは、自分が緊張や不安を感じることなく自然に行動できる範囲、ゾーンのことです。
ゾーンとは、物理的なゾーンではなく、あなたの脳内(精神面)でのゾーンです。

翻って言うと、コンフォートゾーンから出てしまうと、緊張と不安からまともなパフォーマンスができなくなります。

例えば、営業畑でキャリアを築いてきた人は、営業している自分がコンフォートゾーンの中にいるため、自然と冷静に営業が行えます。
しかし、営業経験がない人にとって、営業している自分はコンフォートゾーンの外にいるため、緊張や焦りから思ってもないパフォーマンスをしてしまいます。

実は私たち人間は、普段の生活では無意識のうちに、このコンフォートゾーンの中に居られるように生活しています。

休日も早起きしてしまうのは、早起きする自分がコンフォートゾーン内にいるためです。
いつも同じ友人と会っているのは、その友人といる自分がコンフォートゾーン内に入るためです。

このように、無意識にコンフォートゾーンに入ろうとし、そこにとどまろうとします。

既にお気付きの方も多いと思いますが、目標達成や自己実現など壁を乗り越えなければならない場合、コンフォートゾーンを広げなければなりません。
現状のコンフォートゾーンにいたままでは、大きな成長ができないからです。

コンフォートゾーンの影響力

椅子から動こうとしない老人

コンフォートゾーンは現状維持バイアスとも呼ばれます。

コンフォートゾーンにはバイアスがかかっていて、過去〜今現在までの時間軸で自己評価をし、ゾーンが作り出されます。
このゾーンを出ようとすると、脳内でホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、ブレーキをかけます。

ホメオスタシスとは、汗をかいて体温を維持したり、血圧、心拍数を最適化したりと身体全体を現状維持しようとする身体機能です。
これが脳内にも働くというものです。

つまり、現状を維持しようと、今のコンフォートゾーン内に留まろうと、ゾーン外に出てしまった際に慌てて戻そうとするのです。

例えば、「年収500万の自分」がコンフォートゾーンになってしまっていた場合、仮に年収1000万になったとしても「年収1000万の自分」はコンフォートゾーン外なので、あえてミスをしたりなど、自らチャンスを潰し、「年収500万の自分」に強烈なアプローチで、しかも無意識に戻ろうとします。

言い換えると、「年収500万」のまま変わらないのは「年収500万の自分」がコンフォートゾーンになってしまっているからです。
「年収が上がって欲しい」という気持ちとは裏腹に、脳内は「年収500万の自分」に安心感を抱いてしまっている、ということです。

「タバコがやめられない」のもコンフォートゾーン内にいるからです。
「ダイエットが続かない」のもコンフォートゾーン内にいるからです。

つまりあなたの現状打破、限界突破を阻んでしまうのがコンフォートゾーンです。

コンフォートゾーンを広げるには?

コンフォートゾーンは広げることができます。
実は今までも、自然と広げながら生きてきました。

コンフォートゾーンは、過去〜今現在の時間軸で、行動が習慣化していくことで半自動的に作られていきます。
つまり慣れによって作られるということです。

タバコだって最初は吸っていなかったのに、今ではコンフォートゾーンになっています。
慣れによって無意識にコンフォートゾーンを広げてきたのですね。

しかし、目標達成や自己実現など高い壁を越えなければならない場合、意識的にコンフォートゾーンを広げなければなりません。
大きな変化を伴うからです。

そのために、コンフォートゾーンを広げるために、必須なのが「アファメーション」です。

アファメーションを毎日欠かさず行うことで、意識的にコンフォートゾーンを広げることができます。

アファメーションによってコンフォートゾーンを広げる

誓約を書こうとしている

アファメーションとは、自分自身に語りかける「自己宣言」です。
自分の目標やゴールを、自分自身にあえて言葉で語りかけることにより、意識を改革し、設定した目標やゴールに向かって力強く進むための宣言、ということです。

  1. 肯定的で断定的な言葉で
  2. 既に達成している結果の言葉で
  3. 毎日声に出すor書く

この3つに沿って行います。

※アファメーションの詳しい情報はこちらをご参考ください。
言葉によって未来を決める「アファメーション」とは何か?

このアファメーションを行うことで、目標を達成した自分が、鮮明にイメージできるようになります。
これを繰り返すことで、脳が錯覚を起こし、目標を達成している自分が当たり前に感じるようになります。
逆に、達成していない現在の自分に強烈な違和感を抱くようになります。

つまりアファメーションを繰り返すことで、コンフォートゾーンが新しく拡張されていく、ということです。

例えば「年収1,000万」という新しいコンフォートゾーンが出来上がった場合、現状の年収500万には違和感を感じ、以前どおりの行動では納得できなくなります。
急いで「年収1,000万」に戻ろうとするということですね。

アファメーションによって、新たなコンフォートゾーンを作り、目標達成に力強く邁進できるようになるのです。

まとめ

コンフォートゾーンについては、なんとなく勘付いていた方は多いと思いますが、実態として捉えきれていた方は少なかったのではないでしょうか?

本記事によって、コンフォートゾーンがどういったもので、強力な影響力があることがお分かりいただけたと思います。
コンフォートゾーンは意識的に広げることも可能で、そのためにはアファメーションが必須ということです。

アファメーションによってコンフォートゾーンを広げることができるのですから、これは誰にでもできますよね?

コンフォートゾーンを理解したのなら、まずはアファメーションを試してみることをおすすめします。
はじめのうちは、アファメーションを行うことがコンフォートゾーン外になるかもしれませんが、労力はいりませんし、次第に慣れます。

これを繰り返すことで、あなたの目標達成が近づいてきます。

最後に

コンフォートゾーンの理論と実践方法についてはお分かりいただけたと思いますが、実際に行動に移すとなると、中々上手くいかないこともあるでしょう。

TFCのコーチングでは、私自身がコーチとなり、コンフォートゾーンやアファメーションの実行方法はもちろんの事、目標達成へ向けて総合的に、あなたに最適な方法でガイドしていきます。

一人で実行するよりガイド役がいた方が良い結果が生まれます。

ちょっとでも気になる方という方は、ぜひ一度お問い合わせください。

お問い合わせ・お申し込み

-目標達成の自己啓発